2020年世界中で感染拡大をしている新型コロナウィルス。
現在も収まる気配はなく、各国が対策に追われている状況です。
そんな中、イギリスで変異した症例の新型コロナウィルスが発見されました。
この変異種の新型コロナウィルスは、従来ものより感染力が高いといわれています。
どのくらいの感染力なのでしょうか。
また症状も気になりますね。
そして、現在開発中のワクチンは有効なのでしょうか。
詳しくお伝えしたいと思います。
新型コロナウィルス変異種とは!
新型コロナウィルスの変異種の感染が、イギリスで急増しています。
変異種は、日本も新型コロナウィルス変異種の感染拡大が心配される状況になってきました。
新型コロナウィルスの変異種とはどんなものなのでしょうか。
遺伝子情報の変化することになります。
新型コロナウィルスは短期間で変異を繰りかえすウィルスであることがわかっています。
人から人への感染が多く繰り返されているので、その分変異がおこりやすいウィルスでもあるといえます。
例えば、ウィルスの変異が起こると、従来のワクチンや治療薬が効かない、感染しやすくなることが起こることが考えられます。
イギリスでは、早くも9月に新しい変異種ウィルスが発見されていました。
現在は、特に南東部イングランド地域で新型コロナウィルス変異種の感染が広がっているようです。
また近隣諸国のデンマークやオランダ、イタリアなどでも新型コロナウィルスの変異種の症例が見つかっています。
そのため、ヨーロッパ諸国では、イギリスへの渡航禁止や旅客機受け入れ停止などの措置をとる国も出てきました。
今後はヨーロッパ以外の国にも旅客機受け入れ停止などの措置が広がる可能性があります。
日本でも、12月に変異種の症例が見つかりました。
従来からイギリスへの新規入国は原則禁止となっています。
またイギリスからの入国は、2020年12月24日から日本人を除き、一時停止することになりました。
感染力や症状の特徴は?
新型コロナウィルスの変異種は、従来のものよりも感染力が強いことがわかっています。
感染力は、最大で1.7倍という報告もあります。
そうなると、新型コロナウィルスの流行はますます治まることはありません。
これからも続くことが予想されますね。
症状の特徴としては、新型コロナウィルスの変異種に感染した人が重症化しやすいという変化はおきていないようです。
また症状では、子供が従来のウィルスよりも感染しやすい可能性があることがわかりました。
そして、従来種の新型コロナウィルスに感染した人が、変異種のウィルスには感染しないのかどうかについては、まだわかっていないようです。
ワクチンは有効なの?
そして、感染拡大防止のために、期待されているワクチン接種が2021年からはじまりそうです。
しかし、従来の新型コロナウィルスをもとに開発したワクチンが変異種に有効なのでしょうか。
現在のところ、変異種にも同じ効果が期待できるといわれています。
しかし、今後開発されたワクチンが有効にならないウィルスの変異がおこることもあるそうです。
予防対策はどうしたらよいのでしょうか。
1番目は、不要な外出はできるだけ控えることです。
現在は、全国的に市中感染の可能性も高くなっています。
少しでも人との接触を減らしたいですね。
しかし、日常生活を送るためには、全く外出しないわけにはいきません。
外出するときは、どんなことに注意したらよいのでしょうか。
新型コロナウィルスは、「濃厚接触」で感染することがわかっています。
「濃厚接触」といわれる目安は、人との間隔が、1~1,5mの至近距離になります。
そして、近い距離で30分以上過ごすことです。
つばなど飛沫感染は避けたいものですね。
特に避けるべき場所は、密室になりやすい空間です。
喚起の悪い空間で、人と長時間過ごすことは避けたほうがいいでしょう。
また、感染する可能性がある場所では、病院があります。
病院は、不特定多数の人と接触が多くなります。
待合室には症状が出ていない感染者がいることが考えられます。
とくに、高齢者の通院は、できるだけ気をつけたいですね。
高齢者で糖尿病や心臓病など持病のあるほど感染しやすく重症化することがわかっています。
できるだけオンライン診療なども利用していきたいですね。
2番目は、手で顔を触らないことです。
感染者がくしゃみや咳押さえた手には、ウィルスがついています。
そのまま、電車やバスに乗った場合は、つり革、ドアノブにウィルスがついている可能性があります。
ほかの人は、ウィルスがついたつり革やドラノブに触れることになります。
ウィルスがついた手で顔を触ったり、物を食べてしまうと「接触感染」する可能性があります。
予防対策には、直接、つり革やドアノブになるべく触れないようにします。
手洗い、うがいは重要ですね。
また予防対策には、部屋の湿度にも気をつけましょう。
特に冬の時期は、暖房で空気が乾燥し、のどが乾きやすくなります。
そうなると、ウィルスを防ぐ機能が低下やすくなります。
加湿器を使って、湿度を50~60%くらいに保つようにしましょう。
新型コロナウィルスの変異種は、12月現在日本では発見されていません。
しかし、従来の同様に感染防止に努める必要はありますね。
新型コロナウィルスについての情報は、日々更新されています。
常に正しい情報を確認することが大事になります。
感染しないためには、毎日の過ごし方が重要になりそうですね。
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