元ソフトバンクのエンジニアだった合場邦章(あいばくにあき)氏。
営業機密情報を不正に持ち出した容疑で逮捕されました。
驚きだったのは、つとめていたソフトバンクを退社した翌日から、なんとライバル会社の楽天モバイルに転職していたことでした。
なかなかあり得ないことですよね。
ソフトバンクでの合場邦章氏の経歴や年収はどのくらいだったのでしょうか。
また楽天モバイルには破格の年収や好待遇で入社したともいわれています。
どのくらいの年収だったのか気になりますね。
転職の条件として、5Gの機密情報を持ち出しがあったのかも知りたいですよね。
また多額の損害賠償金が発生するともいわれています。
詳しくお伝えしたいと思います。
合場邦章の経歴や年収は?
合場邦章氏は、大手通信会社ソフトバンクに勤務していたエンジニアでした。
45歳になります。
経歴は、17年間ソフトバンクに勤務していました。
おそらく28歳ごろソフトバンクに入社したものと見られます。
ソフトバンクに入社以前の詳しい経歴については、まだよくわかっていません。
2019年12月31日付でソフトバンクを退職しています。
そして、翌日の2020年1月1日からライバル会社である楽天モバイルに転職していました。
これだけなら、ただの転職とみられます。
合場邦章氏は最新の5Gネットワークに関する営業秘密情報を不正に持ち出した疑いが持たれています。
転職先の楽天モバイルにその情報を提供したとみられているようです。
楽天モバイルは、5Gに関しての技術など業界では後れをとっていたといわれています。
それでは、合場邦章氏のソフトバンクでの年収はどのくらいだったのでしょうか。
ソフトバンクは年収が高い企業といわれていますね。
5Gの開発に関わっていた合場邦章氏の年収は、800から1000万円以上はあったらしいといわれていますね。
楽天は破格の好待遇だった?
そして、転職するとなると通常は現在の会社より年収や待遇は条件が良いところに行きたいと思いますよね。
では、楽天モバイルのエンジニアの年収はどのくらいなのでしょうか。
技術の年収は転職サイトによると、キャリアによって600万円前後から1000万円上となっていました。
しかし、合場邦章氏の場合は、ソフトバンクより年収や待遇はよかったのかもしれません。
そうでなければ、長年つとめた会社からライバル会社に転職とは考えにくいですね。
各社5G競争は激化しています。
優秀なエンジニアはどこも必要とされています。
合場邦章氏が前会社より好待遇で採用された可能性もありますね。
またはヘッドハンティングされて転職したのかもしれません。
合場邦章氏がソフトバンクを辞めて、楽天モバイルへ転職した経緯や理由も捜査の大きなポイントになりそうです。
5G機密持ち出しに損害賠償金が発生?
営業機密情報を流出させた疑いで損害賠償金が発生するのでしょうか。
ソフトバンクの社員だった2019年12月31日、自宅から個人のパソコンでソフトバンクのサーバーに接続し、営業機密情報ファイルを自分宛にメール送信し保存したようです。
内容は5Gを含めた基地局の効率的な配置に関する営業秘密の技術情報でした。
そして、合場邦章氏の退職後に、技術情報を自分のメールアドレスに送った痕跡が見つかったそうです。
20年3月からソフトバンクから相談を受け捜査がはじまりました。
8月に楽天モバイルや自宅を家宅捜索して押収したパソコンなどを解析したところ、転職直前に複数回にわたって5Gなどに関する情報を持ち出しが判明しました。
また転職後に、楽天モバイルで使用していたパソコンからソフトバンクから持ち出したとみられる機密情報が見つかったようです。
合場邦章氏が持ち出したファイル数は100件を超えていました。
どう見ても多すぎますね。
ソフトバンクも通信会社ながら簡単に社員が情報を取れてしまうシステム管理だったこともビックリでした。
また自宅のパソコンにファイルを送付するというわかりやすい方法でした。
産業スパイを疑うには、手口があまりにも稚拙すぎる気もします。
これでは、会社にもすぐにバレますね。
合場容疑者がソフトバンクを退職した翌日から楽天モバイルに転職していることから、情報を流していたのではないかとも疑われそうな事件でした。
ソフトバンクは営業秘密が楽天モバイルで不正使用された可能性が高いと主張しています
情報の利用停止と破棄を求めて民事訴訟をおこす方向のようです。
一方の楽天モバイルは、情報の業務への利用については否定しています。
ソフトバンクと楽天モバイルとの間で対立していますね。
しかし、合場邦章氏の会社のパソコンから、ソフトバンクから持ち出した営業機密情報が見つかったとなると、状況的に不利なように見えます。
転職するときの条件として楽天モバイルから情報の持ち出しなどの指示があったのかどうかが注目ですね。
合場邦章氏はどのような意図で持ち出した営業機密情報を使おうとしていたのでしょうか。
場合によっては、多額の損害賠償金が生じる可能性もあるそうです。
現段階では、楽天モバイルが関与していたのか、あくまでも個人的な行為だったのかどうかまではわかってはいません。
これからの捜査の進展が注目されますね。
以上、合場邦章氏の経歴や年収、楽天モバイルへの転職は好待遇だったのか損害賠償金についてまとめてみました。
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